モロッコとオランダはモンテレイで、グループステージをともに7ポイントで終えたトップ10入りの2チームがぶつかる、W杯決勝トーナメント初戦で対戦する。この一戦は、1994年W杯でオランダが2-1で勝った両者の初の公式対戦も思い起こさせる。
モロッコにとって、この開催地には別の意味もある。モンテレイは1986年大会でのアトラス・ライオンズの戦いの中心だった場所で、その大会で同国はアフリカ勢として初めてW杯のグループステージを突破した。今回は、カタールでの準決勝進出と、最近のアフリカ・ネーションズカップ制覇で得た自信を携えて戻ってきた形だ。
この試合には、オランダで育まれてきた社会的な背景もある。モロッコからの移住は何十年も前に始まり、その流れが選手やサポーターの世代を形づくってきた。Noussair Mazraoui、Sofyan Amrabat、Anass Salah-Eddine はいずれもオランダで生まれ育ったうえで、モロッコ代表としてプレーする道を選んだ。
ピッチ上では、この段階としては異例の大物対決に見える。モロッコはすでにブラジルと1-1で引き分けており、若手MF Ayyoub Bouaddi も大会を通じて注目を集めてきた。一方で、記事は、ピッチ外では政治やメディアをめぐる緊張が、この試合に入り込む可能性があると指摘している。多くのファンにとっては、むしろダービーのような熱気を伴う純粋なフットボールの夜として受け止めたい一戦だろう。


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